本よかニュース

    

『妖怪アパートの幽雅な日常』(現在9巻まで発行) 


両親を亡くして親戚の家に世話になっている夕士は、高校入学をチャンスに独立独歩の道を歩むはずだった。だが入る予定だった学校の寮が火事になり、夕士の念願はさっそく頓挫? いや、捨てる神あれば拾う神ありだ。しかし紹介されたアパートは、家賃が安い分だけいわくつきだった。
 人やそうでないものとの出会いが、孤独だった夕士を成長させていく。賄いつきアパートの超グルメチックな食事の紹介も楽しい。  (たつみや)

香月日輪(こうづきひのわ)作 
講談社YA!ENTERTAINMENT発行 各950円


       

    

『狼と香辛料』シリーズ(現在9巻まで刊行)

荷馬車一台を元手に旅をする若き行商人ロレンスは、ひょんなことから、見かけは美少女の『麦の豊作を司る神』賢狼ホロ(ただし少女に変身していても、狼の耳と尻尾がある)を拾い、ホロの故郷を目指す冒険に乗り出す羽目になった……
 アニメDVDやゲームソフトも発売されている、いわゆるYA(ヤング・アダルト)向けライトノベルですが、中世ヨーロッパ風の舞台に『行商人』と『古き神』というキャラクターを載せた物語は、ファンタジー作品として完成度が高く、早く続きが読みたいです。(推薦 たつみや章)

支倉凍砂 作
アスキー・メディアワークス発行『電撃文庫』
510円~630円(税別)


       

    

『チャーリーと真実のどくろ』(マジックショップシリーズ第4巻)

ある事件以来、うそをつくのが普通になってしまった少年チャーリーが、奇妙な手品用品店でうっかり手に入れてしまった『真実のどくろ』は、恐ろしい呪いを秘めていた……
 テンポがよく深みも爽快感も文句なしの冒険物語のうえに、どくろの正体にアッと思わされ、ニヤッと納得する(元ネタがわかれば、ですが)なんて楽しみもある作品。たまたま四巻目を手に取ることになりましたが、シリーズ全作を読みたくなる面白さです。(推薦 たつみや章)

ブルース・コルヴィル作
金原瑞人・大谷真弓 訳
講談社/1500円(税別)


       

    

『バーティミアス』シリーズ(全3巻)  

舞台は、魔法使いたちが支配するロンドン。魔法修行中の少年ナサニエルは、邪悪なエリート魔法使いサイモンに復讐するため、5000歳のベテラン妖魔バーティミアスを呼び出した。狙うはサイモンが隠し持つ《サマルカンドの秘宝》だ。(第一巻『サマルカンドの秘宝』)
『ハリー・ポッター』を超えたと評判の冒険ファンタジーで、たしかに面白い。文句を言い言い、過酷な任務にこき使われるバーティミアスがお気に入り。(おススメ人=たつみや章)

ジョナサン・ストラウド作/金原瑞人・松山美保 訳
発行=理論社  各巻1,995円


       

    

コミック版日本の歴史⑤戦国人物伝

戦国人物伝コミック版日本の歴史⑤戦国人物伝 加藤清正
コミック版日本の歴史⑥戦国人物伝 宮本武蔵
発行:ポプラ社
定価:各1,050円(税込)

熊本城築城400年記念出版!!
日本の三大名城の一つ、熊本城ゆかりの英雄の生涯を完全コミック化!


       

    

くまもと・デ・カルタ 野菜・果物編

全国有数の農産県である熊本の特産物をカルタにしました。
取り上げた野菜・果物の特産地や収穫量、栄養素などの豆知識も収録。
白札もセットしてあるので、自分でもすぐカルタ作りが楽しめます。
この「デ・カルタ」は食育や地産地消につながります。


       

    

熊本城のかたち

熊本のかたち熊本城のかたち
発行:弦書房
定価:各2,000円+税

熊本城のかたち
空を飛び、迷路を探り、地に潜り、レンズは
あらゆるアングルから石垣を、
櫓を、 本丸を隅々までとらえた。


       

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